「一技」は一つ一つの技、「至誠」はきわめて誠実なことを意味します。
「一技至誠」という言葉には、私たちは、よりすぐれた楽器技術を身につけるため、精一杯の真心・誠意をもって、一つ一つの技を磨いていこうという願いが込められています。
しかし、すぐれた楽器技術を身につけることは一朝一夕でできることではありません。根気、努力、忍耐が必要です。お客様をはじめ周りの人々から信頼されるような楽器技術を身につけるまでには、根気強く、努力を重ねながら、最後まであきらめることのない忍耐強い態度が必要です。人より少しでも長く粘り強い地道な取り組みが自分自身を磨きあげていくことになるのです。自分を磨きあげる楽器技術者こそ、周りの人から信頼され、安心して仕事を任せてもらえることを学生に体得させたいという思いから、『一技至誠 根気 努力 忍耐』を校訓としました。
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