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2025.01.29

小学校の楽器を蘇らせる!インターンで学んだリペアの大切さ

こんにちは!管楽器リペア科2年です。先日、愛知県清須市の小学校でインターンに参加してきました!今回のインターンでは、限られた作業スペースの中で、効率よく多くの楽器をリペアする貴重な経験をしました。最初は慣れない環境に戸惑いましたが、仲間と協力しながら作業を進めることで、スムーズに対応できるようになりました。作業の流れとしては、1人が楽器本体をクリーニングし、他の2人が分解したパーツのクリーニングや部品交換を担当。最後は全員で組み立てと磨き上げを行いました。こうした分担作業のおかげで、限られたスペースでも効率よく進めることができました。

この小学校で使用されている金管楽器は、普段のメンテナンスが十分に行き届いていないものも多く、汚れや動作不良が目立ちました。特に、長年の汚れが蓄積し、バルブやスライドの動きが悪くなっている楽器もありました。実際に修理を行うことで、日頃の手入れが楽器の状態に大きく影響することを改めて実感しました。リペアを終えた楽器が輝きを取り戻し、スムーズに演奏できる状態になる瞬間は、とても達成感があります。

楽器が本来の性能を発揮できるようにすることで、子どもたちがより良い演奏を楽しめるようになれば嬉しいです!今回、私は主にチューバとトランペットのリペアを担当しました。チューバでは、クリーニングに力を入れました。大きな楽器なので扱いが難しい部分もありましたが、丁寧に汚れを落とし、ピカピカに仕上げることができました。きれいになった楽器を見ると、次の作業へのモチベーションが高まります。トランペットでは、汚れの除去だけでなく、動きが悪くなっていたピストンの調整も行いました。細かい作業が求められ、スピードと正確さを意識して進めましたが、無事に仕上げることができ、大きな達成感を感じました。

今回のインターンを通じて、限られた環境の中で柔軟に対応することの大切さ、そしてチームワークの重要性を改めて学びました。また、小学校の楽器をリペアする中で、日々のメンテナンスがいかに大切かを深く実感しました。子どもたちの演奏を支える楽器をより良い状態にすることは、自分たちの技術の成果が目に見える形で表れるので、やりがいを感じます。これからも技術を磨き、どんな現場でも対応できるリペア技術者を目指して頑張ります!

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