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2024.05.24

音色の探究者:木管楽器の調整と試奏の世界

管楽器リペア科2年です。新学期に入り、最初の木管実習はフルートでした。2年次では、1年次で行ったタンポ交換やバランス調整などに加え、試奏(しそう)も行います。この試奏とは、調整した楽器を自分自身もしくはお客様に吹いていただき、その楽器の動作や鳴りをチェックするものです。

普段の演奏との違いは、「どこが塞がっていないか」を確かめるためキィを押す力は軽くする必要があります。また、奏者がフォルテの息圧で吹いた時にも耐えられるようにするため、試奏する際は強い息で吹くことも意識しなければなりません。他にも意識することがあるため、集中力が必要となります。実際に自分の感覚で調整したものを吹くと、「どこが良いか、どこが悪いか」がより鮮明にわかるので、これからも調整と試奏で感覚を研ぎ澄ませていきたいです。

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