こんにちは！管楽器リペア科1年生です。前期末試験が終わり、授業が本格的に再開しました。私は、トロンボーンの「スライド調整」に挑戦しています。スライドは、右手を使って管を出し入れして音程を変える機能があります。「スライド調整」とは、スライドの汚れや手入れ不良、曲り、凹み、変形、平行度の狂いにより動きが悪くなったスライドを調整することです。そのため、ハンダ付けされている部分を全て外したり、歪がある部分を直したりするなどの作業を行なっています。

とても繊細な作業で、綺麗にハンダ付けをしないと、隙間から息漏れや音程の狂い、見た目にも影響してしまいます。少しでもズレた場所にハンダで固定してしまうと、動きが悪くなったり、演奏に支障が出たりしてしまいます。その微調整がとても難しく嫌になる時もありますが、諦めずに何回もやり直しています。スライド内部の引っ掛かりがなくなり動きが良くなった時は、とても嬉しく達成感があります！夏休み明けで忘れてしまっていた部分もありましたが、夏休み前に学んでいたことを思い出して頑張っていきたいと思います。