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2024.09.28

楽器を支える大切な技術!フルートのタンポ交換に奮闘中

こんにちは!管楽器リペア科1年生です。今回は、私が今学んでいる「フルートのタンポ交換」についてお話しします。フルートには、音をしっかりと出すために「タンポ」という部品が使われています。タンポは、フルートのキィのカップの中にある調整紙やワッシャー、ビスと一緒に組み込まれていて、トーンホール(管体にあいた穴)をしっかり塞ぐ重要な役割を持っています。下の写真を見てもらうと、その構造がよくわかると思います。

タンポ交換では、まずトーンホールがしっかりと塞がれているかどうかを確認するために、フィラーという薄い紙を使います。ゆっくりと紙を引きながら、ほんの少しの抵抗を感じたら、しっかり塞がれている証拠です。

しかし、この作業はとても繊細で、感覚を掴むのが難しいんです…。何度も挑戦しながら、少しずつ慣れてきましたが、まだまだ練習が必要だなと感じています。塞がりが均等でない場合は、調整紙を使って微調整します。これがまた難しくて、何度もやり直すことがよくあります。それでも、上手くいったときの達成感は格別です!まるでパズルがぴったりはまったときのような感覚で、とても嬉しくなります。この技術は、たくさんの練習が必要ですが、頑張って習得したいと思っています。フルートや他の楽器が好きな皆さんにも、リペアの世界に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです!

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