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2024.10.15

フルートが吹きづらい?私の原因はヘッドコルクでした

みなさん、こんにちは!管楽器リペア科1年です。今回は、フルートを演奏している人なら一度は気になったことがあるかもしれない「ヘッドコルク」についてご紹介します!フルート奏者のみなさん、キイがちゃんと塞がっているのに、なんとなく吹きづらいって感じたことはありませんか?実は、その原因が「ヘッドコルク」にあるかもしれません。ヘッドコルクは、フルートの頭部管(トップ部分)に入っていて、響きに大きく関わるとても大切な部品なんです。

先日、自分のフルートを吹いていたら、なんだか音が安定しない感じがしました。そこで、学科の先生に相談したところ、ヘッドコルクが緩んでいたことが原因でした!そこで、先生に調整していただきました。実際には「座金(ざがね)」という部分を回して、コルクの位置を微調整するんです。

調整は細かい作業で、少し締めるだけでも吹き心地が変わるんですよ。何度も調整を繰り返し、自分に一番合った状態に仕上げてもらいました。この経験からわかったのは、「緩んでいるからただ締めればいい」というわけじゃない、ということです。緩んでいたものを締めると確かに吹きやすくはなりますが、締めすぎると逆に響きが悪くなってしまうんです。ほんの少しの微調整で、音色や吹き心地が全然変わるので、どれくらい締めるかを判断するのはとても奥深い作業だと感じました。今回はフルートのヘッドコルクについてお話ししましたが、他の楽器でも「自分に合った調整」がとても大切だと、改めて実感しました。もし「なんか吹きづらいな」と感じたら、一度調整してもらってみてください。自分の楽器がどれだけ変わるか、驚くはずです!

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