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2024.10.22

難しいけど面白い!タンポ調整とバランス調整に挑戦中!

管楽器リペア科1年生です!今、フルートの「タンポ調整」と「バランス調整」の実習に取り組んでいます。ここでは、その内容を少しご紹介しますね!

タンポ調整って?

フルートのトーンホール(音が出る穴)を「タンポ」という革やフェルトでできたパーツが塞いでいるのですが、これがしっかりと穴を塞がないと音が漏れてしまいます。実は、このタンポの調整がかなり難しいんです!天気によってタンポが膨らんだり縮んだりしてしまうので、次の日になると状態が変わっていることも…。特に雨の日なんかは湿気で膨らんでしまうこともあり、それを考慮しながら調整をしなくてはいけません。

調整の際には、「調整紙」という薄い紙を使ってタンポの厚みを微調整します。この紙の厚みやタンポを押し込む力加減によって、息漏れしないように調整していくのですが、これがまた繊細な作業なんです。でも、うまく調整できたときの達成感は格別です!

バランス調整って?

バランス調整は、フルートのキー(ボタンのような部分)が連携して正しく動くようにする作業です。みなさん、フルートのキーに「足」のような部分があるのを見たことがありますか?

実はこの部分がキーの開き具合を決める重要な役割を果たしているんです。この「足」を上下させることで、キーの開き具合を調整します。ほんの少しの力加減で音が変わるので、細かな感覚と技術が必要です。まだまだ難しいことも多いですが、この作業を通じて技術や知識がどんどん深まっていくのを感じます。これからももっと良い楽器を修理できるように、頑張っていこうと思います!

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