• 学生ブログ

2024.10.23

クラリネットのベルでコーヒー!? 驚きのアップサイクル体験レポート

みなさんこんにちは!管楽器リペア科の1年生です。今日は、ちょっと変わった体験をしてきたので、ぜひシェアしたいと思います!実は、ヤマハミュージック名古屋店で行われていた「クラリネットドリッパー」のワークショップに参加してきたんです。

「クラリネットドリッパーって何?」と思った方もいるかもしれませんね。簡単に言うと、クラリネットの「ベル」部分を使って作ったコーヒードリッパーなんです。ベルって、楽器の一番下にある花のように広がった部分のことです。

クラリネットなどの木製楽器には、「グラナディラ」という非常に硬くて音響的にも優れた木が使われています。この木は、高密度で良い音が出るのですが、削り出してみると、中には傷が入っていたり、割れがあったりして、楽器として使えなくなることもあるんです。

そこで生まれたのが、この「クラリネットドリッパー」!楽器としては使えなくなってしまったベルを、コーヒードリッパーにアップサイクルするというアイデアです。

楽器の一部が、新しい形で生まれ変わるなんて、環境にもやさしいし、楽器好きにはたまらないですよね!ワークショップでは、ドリッパーの内側がコーヒーの抽出に適するように工夫されていたり、クラリネットのパーツを思わせるデザインが取り入れられていたりして、細部にまでこだわりが詰まっていることを知りました。開発者の方々の「楽器を大切にしながら新しいものを生み出したい」という熱い思いも伝わってきて、とても感動しました。私たちが普段使っている楽器が、実はこんな風に再利用されているなんて、驚きですよね!ぜひ、みなさんも楽器のことだけじゃなくて、メーカーやその取り組みにも注目してみてください。

  学生ブログ 一覧へ