音楽サービス創造学科3年生です!私は今、サックスの「バランス調整」を行っています。皆さん、バランス調整って聞いたことはありますか?簡単に言うと、楽器が演奏しやすくなるように、キィの開き具合や閉まり具合を整える作業のことです。今回は「開き」の調整に挑戦しました。もしキィの開きが揃っていないと、音がスムーズに出にくくなってしまうことがあります。さらに、「あそび」と呼ばれるキィのガタツキが起きる原因にもなります。
写真を見てみると、管体とコルクの間に隙間があるのが分かると思います。これを隙間ができないように微調整する必要があります。コルクが厚すぎると「あそび」が生じてしまうので、ちょうどいい厚さに削るのがポイントです。
私はよく切れるカミソリを使って、表面が滑らかになるように慎重に削っていきます。ただ、これが本当に難しいんです!まっすぐ切れていないとやり直したくなりますが、やりすぎるとコルクが薄くなりすぎてしまいます。だから、集中力と繊細な作業力が求められるんですよね。
気づけば、卒業まであと3か月。残り少ない学生生活の中で、こうした技術を磨く時間も、仲間と過ごす時間も大切にしながら、一歩一歩成長していきたいと思っています!