音楽サービス創造学科1年生です!新しい年が始まり、冬のはずなのに、もうスギ花粉が飛び始めているなんて…花粉症の私にとっては、つらい季節の到来です。さて、最近私たち音楽サービス創造学科の1年生は、名古屋城近くの名古屋能楽堂に行ってきました。
音楽堂は、能や狂言などの日本の伝統芸能が行われる舞台で、普段はなかなか見ることのできない舞台裏も見学しました。舞台や客席、楽屋を見ながら、色々なお話を聞いたり、実際に体験をさせてもらったりしました。その中で、特に印象に残ったのが「揚幕(あげまく)」という幕についてです。
揚幕は、舞台と「鏡の間」と呼ばれる舞台袖を仕切るための大きな幕で、五行説に基づいて色鮮やかに染められています。この幕は、演者が舞台に登場したり、退場したりする際に使われます。演者が「おまく」という掛け声をかけると、それに合わせて、裏方の「揚手(あげて)」さんが手で幕を上げるという仕組みです。
私たちも実際に揚幕を扱う動作を体験しました。見た目は簡単そうに見えるかもしれませんが、幕を滑らかに持ち上げるには力加減や動きのスムーズさが必要で、想像以上に難しかったです!さらに、「おまく」の掛け声にもいろいろなバリエーションがあり、そのスピードや雰囲気に合わせて幕を上げる必要があると教わりました。この体験を通じて、能楽の世界では細かな所作がどれほど重要なのかを実感できました。今回の校外学習を通して、座学では得られない日本の伝統芸能の奥深さを感じることができ、本当に貴重な経験になりました。これからも、こういった体験を大切にしていきたいと思います!